エール....。春

2016年02月12日

 創ギャラリーおおたは地域貢献型ギャラリーです。

そして、地産池消のカフェレストランからなり、
20年前、創業者の熱い想いの中でオープンさせて頂いたのです。

遠く有田へと嫁ぐからには、地元、地域社会へと貢献出来る人間になること。と、
贐に送り出してくれた、敬愛する書道家の叔父の言葉を胸に認めてのスタートです。


勿論それが本人の夢であれば言う事はありません。


時代はバブルがはじけたとは言え、九州地方はまだまだ、景気も良く、有田初の貸しギャラリーは地元のお客様や
福岡、長崎からわざわざお越し頂く、お客様で賑わっていました。


有名な染色家の先生や、時代の寵児のような元気な作家の方を、ご紹介させて頂く中で、
私がお声をかけさせて頂いた方々は、将来を有望されても、まだまだ発表する場所がない若手の作家たち...。


素朴で素敵な器たちに魅了されます。


皆個性があり、仲良しの陶芸家の方は、奥様が元JALの客室乗務員のとても美しい方。
ディスプレイも素晴らしくレストラン全体にまで花を添えて頂きます。


皆、キラキラと光る瞳は純粋で、活力に満ち溢れていました。

その中で、口数が少なく、まったく欲のない、純粋な一人の若い作家に出会います。

決して忘れる事の出来ない作家の一人。


作品を拝見するとそのセンスと勢いと、無我に惹かれます。

いつか初個展はおおたでして下さいね。

なかなかのビジュアルに、秋のお祭りの時の、歌や踊りは最高です。

歌って踊れる陶芸家!

半分冗談。
本気半分。

夢が膨らみます。


おおたを支えて頂いた貴重な作家のひとり。

陶芸家...遠山貴弘。

愛称、金ちゃん。


有田焼カレーが、ブレイクした時にはスタッフと一緒に1000人分の寸胴を混ぜてくれましたね。

有田焼カレーの器の初代、ろくろの原型は彼の渾身の作品。

ありがとう....と最高の感謝の言葉を送らせて頂きます。


何度か個展をして頂くうちにこのように、本当に才能がある人は中央に出なくては.
と思い始めました。

独り占めはいけません(笑)。

同時に有田焼カレーのお陰で、ギャラリーもレストラン色が、強まってきました。

...手放す自然の法則......。


有田焼カレーも東京のメディアにご紹介されて今があります。

若い方なら、なおさらです。

尊敬する陶芸家の先人たちに習う如し。

自然と風の中を駆け抜ける、陶芸家にもそろそろ本番がきています。


羽ばたくなら今でしょ!


期待して....誰より...。

いつかあの時の一言を、必ず思い出す日が来てくれる筈。

旅立ちです。

新たな出会いを求めて...。

笑顔で一杯になる日まで...。


これで卒業...家族の卒業式もほら、もうすぐ....。

そう、これは、最高のエール。


春は、もう...そこまで..。


エール....。春









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Posted by 有田テラス at 10:54 | Comments(0) | 創ギャラリーおおた物語
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